拉致啓発で中学生サミット 政府

AI要約

政府は北朝鮮による拉致問題に焦点を当て、中学生サミットを開催した。

林芳正官房長官は現在も続く拉致問題の深刻さを訴えた。

中学生たちは拉致問題に関心を持つための動画アイデアを議論し、政府の広報動画に反映することを目指した。

 政府は9日、北朝鮮による拉致問題について啓発する「中学生サミット」を東京都内で開催した。

 林芳正官房長官はあいさつで「拉致問題は歴史上の事件ではなく、今もなお被害者が自由を奪われ帰国できない状態が続いている、現在進行形の問題だ」と訴えた。

 サミットは昨年に続き2回目。全国から集まった中学生67人が参加し、拉致被害者家族連絡会(家族会)代表で横田めぐみさん=拉致当時(13)=の弟の横田拓也さんの話を聞いた。中学生は同世代や家族らに拉致問題に関心を持ってもらうための動画のアイデアを議論。政府の広報動画に反映させる。