高知県四万十市、市内全域の3万人超に自主避難呼びかけ

AI要約

宮崎県沖の地震で最大震度6弱を観測し、初の巨大地震注意が発表された。

高知県四万十市では避難所を追加開設し、自主避難が呼びかけられている。

地域防災計画に基づく対応で、1週間の避難が呼びかけられている。

高知県四万十市、市内全域の3万人超に自主避難呼びかけ

 8日午後4時42分ごろ、宮崎県沖の日向灘を震源とする地震があり、宮崎県日南市南郷町で最大震度6弱を観測した。この地震で、気象庁は初の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表し、今後1週間は巨大地震に注意するように呼び掛けている。

 高知県四万十市は9日午前9時、追加の避難所1カ所を開設した。8日深夜に開いた避難所は計13カ所で、市によると午前9時40分現在で避難にきた人はいない。

 同市は8日夜に防災対策本部会議を開催。市内全域の約3万1500人に、安全な高台などにある親戚や知人宅、宿泊施設などへの自主避難を防災行政無線や公式LINEで呼びかけた。

 地域防災計画に基づく対応で、期間のめどは1週間。担当者は9日、「避難に関する市民からの問い合わせは割とあります」と話した。