気象庁「大規模地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まっている」南海トラフ巨大地震臨時情報「巨大地震注意」発表

AI要約

気象庁は、宮城県で発生した地震を受け、新たな大規模地震の発生可能性が高まっているとして南海トラフ巨大地震臨時情報「巨大地震注意」を発表した。

宮崎県で最大震度6弱を観測したマグニチュード7.1の地震を受けて、気象庁は南海トラフ巨大地震の発生可能性を検討し、確率が数倍程度高まったとの判断から注意を呼びかけた。

大規模地震の発生が予想される今後に備え、政府や自治体などからの防災対応を呼びかけた。

気象庁「大規模地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まっている」南海トラフ巨大地震臨時情報「巨大地震注意」発表

 気象庁は、宮城県で発生した地震を受け、8日の会見で「新たな大規模地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まっていると考えられる」と説明し、南海トラフ巨大地震臨時情報「巨大地震注意」を発表した。

 宮崎県で最大震度6弱を観測したマグニチュード7.1の地震を受けて、気象庁は専門家を集めて新たな南海トラフ巨大地震が発生する可能性について検討した。その結果、気象庁は南海トラフ沿いの震源域で新たな大地震が発生する恐れが通常に比べて大地震が発生する確率が数倍程度高まったとし、南海トラフ巨大地震臨時情報の「巨大地震注意」を発表した。

 会見で気象庁は、「今後、大規模地震が発生すると強い揺れや高い津波が生じると考えられる」と言及。

 「特定の期間中に大規模地震が必ず発生するということをお知らせするものではない」と強調した上で、「政府や自治体などからの呼びかけ等に応じた防災対応を取って」と呼び掛けた。

(ABEMA NEWS)