日経平均、3日ぶりに反落 前日比0.7%安

AI要約

日経平均は8日、3日ぶりに反落し、前日比0.7%安で取引を終えた。

欧州市場の影響でユーロやドイツ、フランス、英国の指数も下落し、米株先物も弱含んだ。

市場では米大統領選の影響や景気減速懸念、円相場の不安定な動きが議論され、混乱状態に陥る可能性も指摘されている。

日経平均、3日ぶりに反落 前日比0.7%安

香港(CNN) 5日の歴史的急落から続伸していた日経平均は8日、3日ぶりに反落し、前日比0.7%安で取引を終えた。

日経平均は6日に急反発し、7日も内田真一・日本銀行副総裁が早期の追加利上げに否定的な見解を示したことを受けて上昇していた。

だが8日の反落は欧州にも波及し、ユーロやドイツ、フランス、英国の指数は軒並み下落。米株先物も下がっている。

日本円の対ドルレートは6日と7日で計2%近く下落していたが、8日は0.6%上昇して1ドル=146円となった。

内田氏は7日の講演で、米経済はソフトランディング(軟着陸)する可能性が高いとの見方を改めて示した。だが専門家によれば、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げの遅れで景気減速が進行するとの懸念や、円相場の乱高下、緊迫する中東情勢などが、世界の金融市場に影を落としている。

11月に迫った米大統領選の動向により、市場が混乱状態に陥る可能性も指摘されている。