熱中症救急搬送1万2,272人、前週比394人減 - 7月29-8月4日の速報値、消防庁公表

AI要約

総務省消防庁の速報によると、熱中症の救急搬送者数は1週間で1万2,272人で前週より394人減少し、高齢者が主な割合を占めた。

軽症の外来診療のみが多く、中等症も合わせて95.5%を占め、入院が必要な重症や死亡者も報告されている。

都道府県別では東京が最多の搬送者数を記録し、発生場所は住居が最も多かった。7月の救急搬送者数も多く、2018年以来の高さだった。

熱中症救急搬送1万2,272人、前週比394人減 - 7月29-8月4日の速報値、消防庁公表

 総務省消防庁は6日、熱中症の1週間の救急搬送状況(7月29-8月4⽇)の速報値を公表した。救急搬送者数は前週から394人減り、1万2,272⼈だった。65歳以上の高齢者は7,395人で全体の6割を占めた。【渕本稔】

 初診時の傷病程度別では、6割強に当たる7,610人が外来診療のみの軽症。短期間の⼊院が必要な中等症が4,113⼈で、軽症と合わせて全体の95.5%を占めた。3週間以上の⼊院が必要な重症が386⼈、死亡が21人、その他が142人だった。

 都道府県別の搬送者数は、東京が1,008⼈で最も多かった。次いで、大阪(922⼈)、福岡(741⼈)、愛知(719人)、兵庫(689人)、埼玉(612⼈)などが続いた。

 熱中症の発⽣場所は住居(5,111⼈)が最多で、道路(2,287⼈)などが続いた。

 7月の救急搬送者数は計4万1,929人となり、ここ10年で2018年に次ぐ2番目の多さだった。