体温を上げずに湯船に浸かる!“シャワーだけ”はNG?夏の正しい入浴法【ひるおび】
夏も湯船に浸かることが大切で、交感神経をオフにすることが重要。
体温を上げずに湯船に浸かることが効果的で、36~38℃のぬる湯がおすすめ。
「不感温浴」で20分程度ゆっくり入浴することでリラックスできる。
暑いからといって、シャワーだけで済ませていませんか?
紫外線などで強いダメージを受けている肌に良くないばかりか、疲れもとれず「夏バテ」になる恐れも・・・
夏の入浴法を、温泉療法専門医の早坂信哉教授に教わります。
■夏も湯船に浸かっていますか?
『ひるおび』LINEアンケートで聞いてみました。
Q.湯船に浸かっていますか?
▼毎日浸かる・・・38.45%
▼時々浸かる・・・19.64%
▼毎日シャワー・・・37.52%
▼その他・・・4.39%
毎日湯船に浸かる人と、毎日シャワーの人は同じくらいという結果に。
また、湯船に浸かる時間は「10分以内」が7割を超えていました。
■入浴で交感神経をオフにする
温泉療法専門医でもある、東京都市大学の早坂信哉教授は「夏もしっかり湯船に浸かった方が良い」と話します。
温泉療法専門医 早坂信哉氏:
今年の夏は非常に暑く、屋内と屋外の温度差がかなりあり、出たり入ったりすることで交感神経がオンの状態になります。
交感神経は車でいうとアクセルに相当するもので、人間の体を興奮させたり活動性を上げるような神経です。温度差があるとこのアクセルが踏みっぱなしの状態になってしまい、だんだん体が疲れてきてしまいます。
「交感神経」をオフにするには、「副交感神経」をONにすることが必要です。
そのために有効なのが入浴。
早坂氏は、特に「体温を上げずに湯船に浸かる」ことを勧めています。
■体温を上げずに湯船に浸かるには
【温度】
36~38℃
体温に近い温度の“ぬる湯”
【時間】
20分程度
熱くも冷たくもない「不感温浴(ふかんおんよく)」が良い
温泉療法専門医 早坂信哉氏:
「不感温浴」とは、体温と同じ温度のお湯に入ることです。体にとって一番負荷が少なくリラックスできる温度です。
体温があまり上がりませんので、ゆっくり20分ぐらい入って大丈夫です。もちろん短くても大丈夫です。
この温度なら、お風呂上がりの「汗が止まらない」現象も起きにくくなります。