日経平均が急反発、前日の過去最大の下落から

AI要約

東京株式市場での日経平均株価が約10%急反発し、アジア市場の株価も上昇した。

5日の東京株式市場では大幅な下落が記録され、世界各地の株式市場にも影響を与えた。

米経済のリセッション入りへの懸念や円キャリートレードの解消により市場は混乱している。

日経平均が急反発、前日の過去最大の下落から

香港(CNN) 6日の東京株式市場で日経平均株価が約10%急反発した。前日の記録的な損失を一部取り戻したほか、アジア市場の株価上昇を下支えする形となった。

アジアの株式市場では、韓国総合株価指数(KOSPI)も約3%、香港株式市場のハンセン指数も1%上昇した。

5日の東京株式市場では、日経平均が前週末比で12.4%の下落となり、1987年10月以降で最大となる1日の下げ幅を記録していた。これが引き金となり、世界各地の株式市場で株価が下落した。

米経済に対するリセッション(景気後退)入りへの懸念が強まっているほか、日本円のからんだ人気のキャリートレードの急激な解消によって、市場は混乱した。

日本銀行がここ数週間、金融引き締めへと政策を変更する姿勢を示唆したことから円の急騰が始まり、このため、市場参加者の多くが円キャリートレードの早期の解消を余儀なくされた。