一時2500円超値下がり、官房長官「緊張感持って注視」　日経平均株価

AI要約

林芳正官房長官は、日経平均株価の2500円超えの大幅下落に対し、市場の動向を注視し経済財政運営を万全にする考えを示した。

前週の急落に続き、日経平均は史上2番目の大幅下落を記録。政府はデフレ脱却や賃上げの実現、企業の稼ぐ力強化に注力している。

岸田政権の成長戦略を強調し、経済の安定・発展に向けた取り組みを継続する姿勢を示した。

　林芳正官房長官は5日午前の記者会見で、同日午前の日経平均株価の下げ幅が一時2500円を超えたことについて、「政府として引き続き緊張感を持って市場の動向を注視し、経済財政運営に万全を期したい」と述べた。

　日経平均は前週末の2日に急落し、終値としては1987年の米国市場で起きた「ブラックマンデー」の翌日に次ぐ、史上2番目の下げ幅を記録したばかりだった。林氏は「岸田政権はデフレからの完全脱却、新たな成長型経済への移行を目指しており、物価高に負けない賃上げの実現や、賃上げを生み出す企業の稼ぐ力の強化に引き続き取り組む」とも強調した。【鈴木悟】

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