障害者アート、続々商品に 埼玉の法人、自立も後押し

AI要約

埼玉県川越市の一般社団法人「リアート」が、障害のある人が描いた絵を商品化する活動に取り組んでいる。

作品の使用料や売り上げの一部を作者の報酬に充て、経済的自立を後押しする狙いもある。

ベソラウスキー阿里耶さんが設立したリアートは、障害者の絵を日常使いの商品にして話題を広めている。

 鮮やかな水玉模様の足袋、動物の独創的なイラストがプリントされたTシャツ―。埼玉県川越市の一般社団法人「リアート」が、企業などと協力し、障害のある人が描いた絵を商品化する活動に取り組んでいる。作品の使用料や売り上げの一部を作者の報酬に充て、経済的自立を後押しする狙いもある。

 法人は同市のベソラウスキー阿里耶さん(46)が設立。米国人である夫の姉には重い障害がある。就労支援事業所でふと目にした障害者の絵に心引かれ「日常使いできる商品にすれば話題になるのでは」と思い立った。

 今年4月には市内の酒造会社とコラボし、障害者が描いたパイナップルの絵をラベルにあしらった夏季限定酒を販売した。