猛暑日地点は今年最多に 週明けも危険な暑さと天気急変に注意 落雷や激しい雨のおそれ
きょう（日）も猛烈な暑さが続いており、各地で高温が観測されている。特に桐生と高知県の一部では39℃を超える猛暑日となっている。同時に大気の状態も不安定で、雷雲や激しい雨に注意が必要だ。
暑さは週の後半も続く見通しであり、湿った空気の流入により雷雨が発生しやすい状況が続く。さらに全国規模で35℃以上の猛暑日が記録され、厳重な暑さ対策が必要だ。
また、週明けも高温が予想され、内陸部を中心に雷雲が発達する見込みである。火曜日から水曜日にかけても激しい雨や雷雨に備える必要がある。
きょう（日）も猛烈な暑さが続いている。午後2時半までに、群馬県の桐生と高知県の江川崎で39.2℃を観測するなど、危険な暑さとなっている。また、気温の上昇もあって大気の状態が不安定となっていて、局地的に雷雲が発達して非常に激しい雨の降っている所がある。落雷や突風、急な川の増水や、道路の冠水などに注意が必要だ。週の後半にかけても猛暑が続き、湿った空気も流れ込むため、晴れる所も雷雨が起こりやすくなりそうだ。
きょう（日）も、午前中から35℃を超えた所が多く、午後2時過ぎまでに高知県の江川崎で39.2℃、群馬県の桐生で38.9℃まで上がるなど、危険な暑さが続いている。桐生ではきょうで17日連続の猛暑日となった。また、全国の293地点で35℃以上の猛暑日となっており、今年最多となり、広い範囲で体にこたえる暑さとなっている。
また、気温の上昇もあって、あちこちで雨雲が発達しやすくなっていて、今夜にかけては局地的に非常に激しい雨の降る所もある見込み。天気の急変や、落雷、突風やひょうにも注意が必要だ。短い時間で大雨となる所もあるため、道路の冠水や急な川の増水にも注意したい。
週明けも気温の高い状態が続き、西日本や東日本では35℃以上となる所が多く、あす（月）は名古屋や甲府、大阪などで37℃まで上がる見通し。週の後半にかけても35℃前後の猛暑が続く所があり、北日本でも真夏日の所が多くなる見込み。日中の暑さに加えて、熱帯夜も続くため、室内でもエアコンを使うなどして、朝晩の熱中症にも注意が必要だ。
また、湿った空気や気温の上昇で、週明けも大気の状態が不安定となりそうだ。あす（月）も内陸を中心に雷雲が発達しやすく、火曜日から水曜日にかけては関東南部の平野部や、東北などでも急な強い雨や雷雨の可能性がある。晴れ間があっても局地的な激しい雨に注意が必要だ。
（気象予報士・及川藍）
