兵庫県総務部長が病欠 副知事、理事…幹部3人不在に 内部告発問題

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題に関連して、総務部長が病欠していることが明らかになった。

元西播磨県民局長を告発した元総務部長が病欠し、調査の結果懲戒処分を受けた元県民局長は死亡している。幹部の辞職や降格など、県政は混乱している。

知事を支えてきた幹部3人が職務を離れる事態になり、県政に大きな影響が出ている。

兵庫県総務部長が病欠 副知事、理事…幹部3人不在に 内部告発問題

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題で、県の井ノ本知明・総務部長が病欠していると、県が1日にあった県議会の特別委員会で明らかにした。体調不良との申し出があり、今のところ7月30日から1週間ほど休む予定だという。

 総務部長は、知事らを告発した元西播磨県民局長を調査した人事課などを所管する総務部のトップ。元県民局長は人事課による調査の結果を受けて、停職3カ月の懲戒処分となった。元県民局長は7月7日に死亡しているのが見つかった。

 同県では片山安孝・元副知事が県政の混乱を招いたとして7月31日付で辞職。県立大の授業料無償化など知事の肝いり政策を所管する「若者・Z世代応援推進本部」の担当だった小橋浩一・前理事も、8月1日付で本人の希望により総務部付の部長級に降格した。斎藤県政を支えてきた幹部3人が職務を離れる事態となっている。