秋の経済対策第2弾で重点支援交付金を拡充 岸田首相、物価高の現状など視察

AI要約

岸田文雄首相は、千葉県佐倉市で物価高やエネルギー価格の問題について視察を行い、経済対策第2弾の一環として地方交付金の拡充を検討する方針を示した。

和菓子店などを訪れながら、値上げや原材料高騰の影響を受ける業界に向けた支援を強化する姿勢を示した首相。

さらに、幼児教育や保育の充実に取り組む考えを表明し、地域における教育環境の向上にも力を入れる姿勢が見られた。

秋の経済対策第2弾で重点支援交付金を拡充 岸田首相、物価高の現状など視察

岸田文雄首相は1日、千葉県佐倉市で物価高の現状などを視察した。記者団に対し「エネルギー価格高騰や物価高を当面、乗り越えていかなければならない」と述べ、秋に実施する経済対策第2弾の一環として、重点支援地方交付金の拡充を検討していく方針を明らかにした。

首相は佐倉市内の城下町商店街を訪問。和菓子店で働く男性などから原材料高騰の影響をヒアリングし、「値上げしてもちゃんと(消費者に)払ってもらえる社会を作る。この循環を作ろうと今、一生懸命経済政策でやっている」と応じた。

同市内の幼保連携型認定こども園の千成幼稚園も視察した。記者団に「一昔前には夏休み期間に幼稚園で子供たちが遊ぶ姿を見ることはなかった」と感想を述べ、幼児教育や保育の量的拡充の成果に言及。「地域における幼児教育推進体制づくりの支援や、一時預かり保育の環境充実にも取り組む」とも述べ、質の向上を図っていく考えも示した。(重川航太朗)