京都・二条城本丸御殿、9月公開 18年ぶり、保存修理が完了

AI要約

京都市にある世界遺産・二条城の本丸御殿の保存修理工事が完了し、9月から18年ぶりに一般公開される準備が進んでいる。

本丸御殿は国の重要文化財に指定されており、格式ある内装や障壁画が見どころとなっている。

工事では阪神大震災でゆがみが生じた建物の耐震補強や障壁画の修理が行われた。

 京都市にある世界遺産・二条城の本丸御殿の保存修理工事が完了し、9月から18年ぶりに一般公開されるのを前に、1日に関係者向け内覧会が行われた。本丸御殿は国の重要文化財に指定されており、格式ある内装や障壁画が見どころとなっている。

 二条城は江戸時代初期に現在の規模に整備され、1884年に皇室の離宮となった。本丸御殿は大正天皇や昭和天皇が宿泊所として使用。カーペットやシャンデリアといった洋風設備を取り入れた近代の宮廷文化を見て取れる。

 工事では阪神大震災でゆがみが生じた建物を耐震補強。江戸時代に京都で活躍した絵師が描いた237面の障壁画も修理された。