赤れんが庁舎、本来の姿に 札幌、2年ぶりドーム屋根

AI要約

札幌市の観光名所「赤れんが庁舎」である北海道庁旧本庁舎の八角塔のドーム状の屋根が2年ぶりに再設置された。

移設作業は早朝に行われ、高さ6.5メートル、重さ約30トンの銅色の屋根がクレーンでつり上げられた。

古いれんが造りの建物は1888年に完成し、年間70万人が訪れる人気スポットとなっている。

 札幌市の観光名所「赤れんが庁舎」として親しまれる国の重要文化財・北海道庁旧本庁舎で1日、老朽化による改修工事に伴い取り外されていた八角塔のドーム状の屋根を再び設置する作業が行われた。約2年ぶりに建物のシンボルが戻った。

 移設作業はまだ薄暗い午前4時ごろから開始。高さ6.5メートル、重さ約30トンの銅色の屋根は、クレーンで建物の最も高い地上27メートルの位置までつり上げられた。作業は2時間半ほどで完了した。

 旧本庁舎は地上2階、地下1階のれんが造りで1888(明治21)年に完成。年間70万人が訪れる人気観光スポットとなっている。