さっぽろ雪まつり開催法変更へ 雪不足や資金難で27年から 雪像の規模縮小も視野

AI要約

札幌市は30日、さっぽろ雪まつりの開催方法を変更する方針を示し、雪不足による影響に対応していることを明らかにした。

来年からは札幌ドームで冬季スポーツの体験イベントが開催され、新たな展開が予定されている。

市は気候変動への対応や先端技術の活用などを考慮し、新たな開催方法を模索している。

さっぽろ雪まつり開催法変更へ 雪不足や資金難で27年から 雪像の規模縮小も視野

 札幌市は30日、大通公園などで開催している「さっぽろ雪まつり」(市など主催)について、近年の雪不足などを受け、2027年から開催方法を変更する方針を明らかにした。資金の確保も課題となっており、雪像の規模縮小なども視野に検討を進める。

 同日に開かれた同まつりの実行委員会で説明した。実行委は来年のまつりでは、2月7~9日に連携行事として、札幌ドームで冬季スポーツの体験イベントが開かれることを示した。

 市は見直しのポイントとして、①気候変動や環境負荷に考慮した事業の展開②先端技術を活用した魅力の向上③安定的な財源確保―の3点を挙げた。8月に市民アンケートを実施するほか、雪像製作や旅行業などの関係者にも聞き取りを進め、25年度中に新たな開催方法を示す。