線路脇立ち入り「撮り鉄」に科料 東京都交通局職員に9900円

AI要約

東京都の交通局の男性主事が静岡県のJR東海道線の線路脇に立ち入り、車両を撮影したことで停職処分を受けた。男性は既に鉄道営業法違反罪による科料を納付しており、撮影の目的は引退する車両の写真を撮るためだったと説明している。

男性主事は知人2人と共にフェンスの切れ目から線路付近に立ち入ったところを発見され、鉄道営業法違反容疑で書類送検された。科料の略式命令が出され、納付済みであった。

男性は都にこの出来事を報告しておらず、第三者からの通報によって発覚した。停職処分を受けた男性はすでに引退を控えた車両を撮影する目的で行動したという。

 静岡県のJR東海道線の線路脇に車両を撮影するために立ち入ったとして、東京都は31日、交通局の男性主事(22)を停職3日の懲戒処分にした。都によると、鉄道営業法違反罪で科料の略式命令を受け既に納付。都の聞き取りに「もうすぐ引退する車両を撮影するためだった」と話した。

 都によると、昨年1月20日、知人2人とフェンスの切れ目から線路付近に立ち入った。

 静岡県警が昨年3月に鉄道営業法違反容疑で書類送検。神奈川県の横須賀区検が同罪で略式起訴し、横須賀簡裁が同8月、科料9900円の略式命令を出した。

 男性主事は都に報告していなかった。今年に入り、第三者から通報があり、発覚した。