官房長官、青森の受け入れ歓迎 中間貯蔵施設の使用済み核燃料

AI要約

林芳正官房長官は、宮下宗一郎知事による原発使用済み核燃料受け入れ表明を歓迎し、中間貯蔵施設での貯蔵能力拡大の重要性を強調した。

再処理工場建設に全力で取り組むことを表明し、50年間の貯蔵期間について自治体との信頼関係を重視する姿勢を示した。

政府と事業者が連携して原子力事業を進め、約束を守ることが基本であると強調した。

 林芳正官房長官は30日の記者会見で、青森県の宮下宗一郎知事による同県むつ市の中間貯蔵施設での原発使用済み核燃料受け入れ表明を歓迎した。「貯蔵能力の拡大は安定的かつ継続的に原発を利用する上で重要な政策課題だ。知事の判断は大きな意味を持つ。事業開始に向けた作業を着実に進めてもらいたい」と述べた。

 中間貯蔵施設からの燃料搬出先として想定される同県六ケ所村の再処理工場建設に関し「早期完成に向け、政府も事業者と一体となり全力で取り組む」と言明。最長で「50年間」とした貯蔵期間について「自治体との信頼関係は原子力事業を進める上で基本だ。約束をしっかり重視するよう指導する」と強調した。