「ポスター代すら払わない」石丸伸二の自己陶酔「私は半沢直樹に似ていると言われる」敗訴確定、一掃されたのは政治屋ではなく石丸の妄想

AI要約

東京都知事選で2位になった元安芸高田市長の石丸伸二氏が、「恥を知れ!」という発言の背景に半沢直樹からの影響を語った。

石丸氏は池井戸作品の大ファンであり、「倍返しだ」という短いフレーズを効果的だと考えていた。

石丸氏は銀行員時代には三菱UFJ銀行で勤務し、2020年に安芸高田市長に当選するまでの経緯を持っていた。

「ポスター代すら払わない」石丸伸二の自己陶酔「私は半沢直樹に似ていると言われる」敗訴確定、一掃されたのは政治屋ではなく石丸の妄想

 7月7日投開票の東京都知事選を2位で終えた元安芸高田市長の石丸伸二氏。その大躍進に世間や永田町から驚きの声が漏れた一方で、負け続ける訴訟についても疑問の声があがった。元プレジデント誌編集長で作家の小倉健一氏が解説するーー。

 石丸氏の発言にある「恥を知れ!」は、半沢直樹を参考にしていたのだという。ダイヤモンドオンライン『安芸高田の石丸伸二市長「恥を知れ!」は半沢直樹「倍返しだ!」がヒントに「読むと銀行員時代を思い出す」』のインタビューで、石丸氏は以下のように語っている。

<銀行員時代から池井戸作品の大ファン>

<「恥を知れ」発言の際も、半沢直樹をはじめ、池井戸作品に出てくる主人公の決めぜりふを参考にしたと明かす>

<(『「恥を知れ!」という言葉は、半沢直樹の決めぜりふを参考にされたと別のメディアで答えていましたね。』という問いに対して)実はどのような言葉で発信したら効果的に伝わるかということを、2~3日前から考えていました。その時に、半沢直樹の『倍返しだ』のような短いフレーズが良いと思っていました>

<(『半沢直樹や花咲舞に似ていますね、といったことは言われないですか』という問いに対して)言われますね(笑)>

 と答えている。シリーズ第1作目の『半沢直樹1 オレたちバブル入行組』には、倍返しが一度だけでてくる。

<オレは基本的に性善説だ。相手が善意であり、好意を見せるのであれば、誠心誠意それにこたえる。だが、やられたらやり返す。泣き寝入りはしない。十倍返しだ。そして――潰す。二度とはい上がれないように。浅野にはそれを思い知らせてやるだけのことさ>

 半沢直樹がテレビドラマになったのは、「(1)2013年7月7日~9月22日」と7年後の「(2)2020年7月19日~9月27日」の2度だ。

 このタイミングで石丸氏が何をしていたかというと、下記だ。

(1)三菱UFJ銀行姫路支店の営業職(翌年に、為替アナリストとして三菱東京UFJ銀行子会社MUFGユニオンバンク初代ニューヨーク駐在として赴任)

(2)2020年7月3日に、安芸高田市長だった児玉浩氏が衆議院議員の河井克行から現金計60万円を受け取ったことの責任をとり市長を辞職。7月8日に石丸氏は銀行に退職願を出し、7月22日に立候補を表明。8月9日の市長に当選を果たしている。