水難救助隊の歩み展示 発足50年、東京消防庁

AI要約

東京消防庁の水難救助隊が50周年を迎え、消防博物館で記念企画展が開催されている。

水難救助隊は、海や川での事故に対応するために高度な技術が必要とされ、都内六つの消防署に配置されている。

展示ではウエットスーツなどの救助資器材や水中捜索の様子を見ることができる。

 河川への転落や船舶の事故などに対応する東京消防庁の水難救助隊が今年で発足50年を迎え、消防博物館(東京都新宿区)で記念企画展が開かれている。活動の歩みを紹介するパネルのほか、実際に隊員が使っているウエットスーツなどの救助資器材や、水中での捜索の様子を人形で再現した展示を見ることができる。9月16日まで。

 水難救助隊は、海や川での事故の救助態勢を強化するため1974年10月に発足した。現在は都内六つの消防署に配置され、隊員は約100人。風や潮流の影響を受けながら、水中視界が悪い中で活動するため専門的で高度な技術が必要とされる。