石戸諭氏の投稿が“炎上”…匿名アカに「会って話そう」と提案するも一度も実現せず 「大量攻撃」への向き合い方は?

AI要約

都知事選後、ノンフィクションライターの石戸諭氏が政治に関する投稿に対する批判や誹謗中傷に苦しんでいる。

石戸氏は批判に直面しながらも、事実を確認し議論を呼びかける姿勢を示している。

石戸氏はSNSでの発信を続け、対話の重要性を強調しながら、批判にも真摯に向き合っている。

石戸諭氏の投稿が“炎上”…匿名アカに「会って話そう」と提案するも一度も実現せず 「大量攻撃」への向き合い方は?

 都知事選後、ノンフィクションライターの石戸諭氏の政治に関する投稿に批判的なコメントや誹謗中傷の可能性があるコメントが多数寄せられた。

 我々は攻撃的な投稿や悪意を向けられた際、どのように向き合うべきなのか? 石戸氏と共に考えた。

 石戸氏は誹謗中傷について「ミュートにしていないしコメントはどうしても目についてしまうので辛い」と苦労を語りつつ、「大半は批判、議論の質が非常に低い」と指摘した。

 「例えば、具体的な番組名を出し、『この番組での石戸のコメントは嫌韓だ』などの批判もあったが、そもそも僕はその番組に出たこともない。また、全く関係ない人と誤認されていることもあった。『蓮舫陣営に経済政策を売り込んだ』と言われたが、そんな事実は一切なかった。『このクズ』のような誹謗中傷に値する可能性がある言葉も届けば、『洗脳されている』といった侮蔑的な発言も届いた。両方ともダメだ。批判するのはいいけど、せめて事実は確認して欲しい。僕が話した内容、書いた内容への具体的かつ体系的な批判ならば議論もできるが、やってもいないことや侮蔑的な発言には答えようがない」

 そんな中、石戸氏は批判的な投稿にも向き合って返信をしている。

 その理由を尋ねると「僕は日頃から対話は大切だと言ってきたので、“閉じる”べきではないと考えている。だから、メールアドレスも公開しているし、『いくらでも直接会って話しましょう』というスタンスでもいるのだが、実際に匿名アカウントの持ち主から会うところまで進んだ事例は今の時点で一度もない」と答えた。

 このような事態を経て、SNSでの発信を続けるのだろうか?

 石戸氏は「メディアでものを書いたり、発言したりする職業に対して『炎上したからやめました』となると大量の批判的(あるいは攻撃的)なメッセージを送れば、黙るという前例になってしまうので、やめるという選択はない。僕はニュースの世界での発信を十数年続けているプロなので、ある程度の批判は覚悟している。ここで伝えたいのは激しい言葉で侮蔑的表現をする人の中には、『マスコミはダメだ』と主張する人がかなりの数含まれている。しかし、自分たちのしている行為はそんなマスコミもやらないような行為だということ。侮蔑的な言葉や事実誤認、批判対象をろくに調べないではお互いに発展はない。議論の質を高めなければ互いに敬意を持って話し合えなくなる」と述べた。

(『ABEMAヒルズ』より)