イスラエルとの連帯強調 ネタニヤフ氏も関係修復アピール トランプ氏

AI要約

トランプ前大統領とイスラエルのネタニヤフ首相が再会し、中東地域の安定について話し合った。

トランプ政権下で築かれたイスラエルとの関係が冷却化していたが、ネタニヤフ首相が関係修復を図る。

ネタニヤフ首相はトランプ氏の仲介に感謝を示し、2人の関係が再び良好なものとなった。

 【ワシントン時事】トランプ前米大統領は26日、南部フロリダ州にある邸宅「マールアラーゴ」でイスラエルのネタニヤフ首相と会談した。

 トランプ氏はパレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスとの戦闘を続けるイスラエルとの連帯を表明。大統領に返り咲けば、中東地域に安定をもたらすと強調した。

 2人の会談はトランプ政権下の2020年9月以来。トランプ氏は当時、イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)などとの国交正常化を仲介し、蜜月関係を築いたが、ネタニヤフ氏が同年11月の米大統領選で勝利したバイデン大統領に祝意を示したことをきっかけに、関係が冷却化していた。

 ネタニヤフ氏は今月24日、米議会での演説でトランプ氏の仲介に改めて謝意を表するなど関係修復を図った。トランプ氏も26日にネタニヤフ氏との関係について問われ、「決して悪くはなかった。常に非常に良好だった」と説明した。