4月入庁の消防職員、同僚の財布から5万円窃盗か 今治市が懲戒免職

AI要約

愛媛県今治市で消防本部に新たに採用された男性職員が盗みを働いたことで懲戒免職となった。

男性職員は消防学校に入校中に同僚の部屋から現金を盗む事件が発覚した。

過去にも同市消防本部で職員による不祥事が複数発生しており、山本秀明消防長は厳重な倫理教育の必要性を説いている。

4月入庁の消防職員、同僚の財布から5万円窃盗か 今治市が懲戒免職

 愛媛県今治市は26日、4月に消防本部に採用されたばかりの男性職員(20歳代)が盗みを働いたとして懲戒免職とした。発表では初任訓練を受けるため松山市の県消防学校に入校中の7月10日、寮内の別の訓練生の部屋に無断で入り、財布から現金5万円を盗んだとされる。既に被害者に弁済、謝罪したという。

 同市消防本部は上司の執務室に入って人事情報を無断で撮影、拡散するなどの不祥事で職員計4人が6月に停職や減給の処分を受けたほか、2022年には本部内のパワーハラスメント行為が判明し、複数の職員を処分している。山本秀明消防長は謝罪するとともに「全職員への倫理教育、コンプライアンス研修を行って組織全体の意識向上を図る」と述べた。【松倉展人】