認知症施策、当事者の声尊重 岸田首相が交流の場視察

AI要約

岸田文雄首相が認知症の人が子どもに読み聞かせを行う取り組みを視察。認知症の人の声を尊重して施策を進めたいと表明。

首相は認知症の人の働きたい希望を支援し、全国に活動拠点を広げる必要性を強調。

認知症の人の社会参加を支える活動に関係者から支援者の待遇改善を求める声が出る。

 岸田文雄首相は26日、東京都町田市の小学校を訪れ、認知症の人が子どもに読み聞かせを行う地域交流の取り組みを視察した。

 関係者との意見交換で「共生社会の実現に向け、認知症の方の声を尊重して施策を前に進めたい」と語った。

 首相は「認知症になっても働きたい、地域に貢献したいという希望をかなえるためにも、全国にこうした居場所を広げることが大事だ」と強調。認知症の人の社会参加を支える活動に携わっている関係者からは、支援者の待遇改善を求める声が出た。