みずほ銀からも6億円詐取か ベアリング商社元社長ら再逮捕 警視庁

AI要約

ベアリング商社「堀正工業」の粉飾決算事件で、みずほ銀行から融資金をだまし取ったとして、元社長を含む3人が再逮捕された。

再逮捕容疑は、偽の決算書類を提出し、水増しされた資産で6億円の融資を受けた疑い。

堀正工業は複数の銀行から計46行に250億円の融資を受けており、粉飾や資産の水増しが行われていた。

 ベアリング商社「堀正工業」(東京都品川区、破産手続き中)の粉飾決算事件で、みずほ銀行からも融資金計6億円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は26日、詐欺容疑で、同社元社長の堀雅晴容疑者(69)=詐欺罪で起訴=ら3人を再逮捕した。

 

 再逮捕容疑は2022年11月中旬~12月下旬ごろ、純資産を水増しするなどし、良好な経営状態を装った虚偽の決算書類をみずほ銀行に提出。融資金計6億円をだまし取った疑い。

 同課によると、堀正工業はメガバンクや地方銀行など少なくとも計46行から総額250億円の融資を受けていた。堀容疑者ら3人は他行からの借り入れ状況を隠すため、銀行ごとに決算書類を粉飾。水増しした資産は数十億円に上るという。