「高級マンションに住みたかった」大手企業社員装い契約の疑いで逮捕
警視庁がアルバイトの男を詐欺容疑で逮捕した。男は大手企業の社員を装い、高級マンションの賃貸契約を不正に取得した。
男は偽名の書類を作成して契約申し込みをし、毎月60万円の家賃支払いができなくなり事件が発覚した。
男は以前にも同様の手口で別の高級マンションの賃借権を不正取得し、詐欺容疑で起訴されていた。
大手企業の社員と偽って高級マンションの賃貸契約を結んだとして、警視庁はアルバイトの男(52)=東京都練馬区=を詐欺容疑で逮捕し、24日に発表した。「高級マンションに住みたかった」と容疑を認めているという。
麻布署によると、男は大手企業の社員を装って2022年7月、不動産管理会社に東京都渋谷区広尾5丁目のマンション一室の契約を申し込み、同社と大手企業との間で法人契約を結ばせ、部屋の賃借権を不正に取得した疑いがある。
男は偽名の免許証や保険証、社員証を作り、契約を申し込んだという。マンションの家賃は毎月60万円で、昨年9月分から支払えなくなり、不審に思った管理会社が大手企業に連絡し、事件が発覚した。
男は今年、同様の手口で東京都港区内の高級マンション居室の賃借権を不正に取得したとして、詐欺容疑で逮捕、起訴されていた。(三井新)