東北で記録的な大雨 引き続き警戒 関東は25日も激しい雷雨を予想
沖縄地方と東北で大雨の影響が続いています。大雨による被害も報告されています。
東北では石沢川が氾濫し、非常事態が発令されました。さらに雷を伴った激しい雨が予想されています。
沖縄地方も台風の影響で引き続き激しい雷雨が予想されています。各地で大雨に厳重な警戒が必要です。
きょう25日、台風3号や停滞する梅雨前線の影響で沖縄地方と東北で大雨となっています。
【24時間雨量(25日午前11時までの最大)】
西表島(沖縄) :257.5mm 平年7月一か月の雨量の約2倍
由利本荘市(秋田):219.0mm 観測史上最大
酒田市(山形県) :171.5mm 7月の観測史上最大
この降り続く雨により、秋田県由利本荘市を流れる石沢川が氾濫、25日午前2時25分に市内の一部に緊急安全確保が発令されました。このあとも東北は前線や低気圧の影響で雷を伴って非常に激しい雨が降る見込みです。
また、台風3号が離れつつある沖縄地方も台風周辺の湿った空気の影響がまだ残るため、断続的に激しい雷雨となる予想です。
こちらは雨の予想です。
気象庁によると、あす朝までに予想される雨量はいずれも多いところで、沖縄本島地方と東北日本海側で150mm、沖縄県の八重山地方で100mmです。ただ、場所によってはこの雨量をすでに超えていて、局地的にはさらに雨量が多くなるおそれがあります。すでに大雨となっている地域では土砂災害や河川の増水・氾濫などに厳重な警戒が必要です。この先も自治体から発表される避難情報に注意しておいてください。
25日は日差しが届いている地域もありますが、西日本から東北にかけて広く大気の状態が不安定となっています。関東など、前述の動画(雨の予想)で雨雲がかかっていないところでも局地的に雷雲が発達する可能性があります。きょうも空模様の変化に注意してお過ごしください。ゴルフ場やビーチ、競技場など開けた場所に行く際はスマートフォンで雨雲レーダーをこまめにチェックして雷雲の接近を早めに知るのがおすすめです。