「台風14号がUターン」秋雨前線と一緒になって大雨に 気象庁の予測詳しく【26日(木)までの雨シミュレーション】

AI要約

西日本から東北にかけて秋雨前線と台風14号の影響で大雨が予想される。

台風14号がUターンし温帯低気圧に変わることで、西日本から東北で警報級の大雨が懸念される。

気象庁は土砂災害や洪水、落雷や突風に厳重な警戒を呼びかけている。

「台風14号がUターン」秋雨前線と一緒になって大雨に 気象庁の予測詳しく【26日(木)までの雨シミュレーション】

■秋雨前線「台風14号の雨雲」取り込み活発化 西日本から東北で大雨へ

秋雨前線と低気圧の影響で大雨となっている所があります。また、大陸に向かった台風14号がUターンして日本に向かう進路をとっています。台風は温帯低気圧に変わる予想ですが、油断は禁物です。秋雨前線は、台風14号から変わった温帯低気圧の雨雲を取り込んで活発化します。活発になる秋雨前線だけでなく、日本海に発生する低気圧も加わって、3連休は九州から近畿、関東、東北など広い範囲で大雨となり、警報級の大雨になるところもありそうです。連休明けも前線や低気圧の影響で雨が続く予想です。3連休を含む26日(木)までの雨シミュレーションは画像で掲載しています。

■台風14号がUターンし温帯低気圧に 西日本~東北で警報級の大雨

20日(金)夜に前線上の日本海西部で新たに低気圧が発生し、21日(土)にかけて日本海を東に進む見込みです。東北地方や北陸地方では21日(土)にかけて、大雨となる所があるでしょう。

21日(土)の予想天気図では、秋雨前線が日本海から本州の真ん中付近を横切って、太平洋にのびる予想です。秋雨前線は23日(月)ごろにかけて次第に南下する見込みで、九州北部地方でも大雨になるおそれがあります。

22日(日)は、台風14号から変わった温帯低気圧が、発達しながら日本海から三陸沖に進みます。東北地方から西日本の広い範囲で、警報級の大雨となるおそれがあります。3連休を含む26日(木)までの雨シミュレーションは画像で掲載しています。

■気象庁の雨の予想詳しく

[雨の予想]

▼20日18時から21日18時までに予想される24時間降水量

  東北地方   120ミリ

  北陸地方   120ミリ

  九州北部地方 180ミリ

▼その後、21日18時から22日18時までに予想される24時間降水量

  東北地方      150ミリ

  北陸地方      120ミリ

  東海地方      150ミリ

  近畿地方      200ミリ

  四国地方      200ミリ

  九州北部地方    150ミリ

[防災事項]

気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。大気の状態が不安定で、ひょうが降るおそれもあります。気象庁や地元気象台から発表される気象情報に注意してください。

3連休を含む26日までの全国の雨シミュレーションは画像で掲載しています。