台風3号が台湾上陸 2人死亡 東京でも急変…ゲリラ雷雨で“台風並み”突風吹き荒れる

AI要約

台風3号の影響で台湾や沖縄では被害が発生し、2人が亡くなった。強風や激しい雨による被害が相次いでいる。

日本各地でも突然の雨や強風による被害が報告されており、特に秋田県では緊急安全確保レベルが発令されている。

自然災害に対する警戒が必要であり、安全確保のために注意が呼びかけられている。

台風3号が台湾上陸 2人死亡 東京でも急変…ゲリラ雷雨で“台風並み”突風吹き荒れる

 台風3号の影響で25日未明、沖縄で線状降水帯が発生しました。台風3号は強い勢力で台湾を通過し、建物の一部が落下するなどして、2人が亡くなっています。

 横殴りの雨と暴風が吹きつける台湾本島。道路の真ん中に板が落ちています。

花蓮市にある飲食店

芝麻開門スタッフ

「怖いね、怖いですね。音はすごいよね。木もすごく倒れて、看板も落ちて。あちこち物が飛んでいて、すごいです」

 24日に撮影された花蓮市上空からの映像です。徐々に雲が広がると、街一帯を覆います。

 車の後部座席部分がつぶれ、周りにはがれきが散乱。台湾では25日までに2人が死亡しました。

 激しい雨が打ち付ける沖縄県石垣島。八重山地方では25日未明、線状降水帯が発生し、土砂災害や洪水の警戒が必要です。

 一方、本州では猛暑により上昇気流が生まれ、天気が急変。東京・国立市では雷が鳴り響き、逃げ惑う人たちも見られました。雷鳴をかき消すように、一瞬で雨が激しさを増しました。

 突然の雨に、なすすべもありません。さいたま市では、壊れた傘を必死にさす人や、諦めたのか、ずぶ濡れになる人もいました。

 西東京市のひばりケ丘駅では、電車の中にも雨が吹き込み、車内に水たまりができていました。

 さらに吹き荒れたのが“突風”です。すごい勢いで飛ばされてきたのは、洗濯物でした。

 埼玉県志木市では、荷物を載せるためのパレットが飛んでしまうほどでした。この強風について、撮影者は次のように話します。

撮影者

「30キロ以上のパレットが風で飛んでいるのは初めて見た。すごく怖かった」

 志木市のゴルフ練習場の支柱も、強風で倒壊してしまいました。高さ20メートル以上の所で折れた支柱がぶら下がり、辺りには破片が散乱しています。

 川口駅近くにある通りでは、強風の影響でしょうか、飲食店の看板が歩道に落ちてしまっています。落下前はビルの2階部分に設置してあった看板が、すべて剥がれ落ちてしまっています。

 15メートル以上ある看板が落下したことで、歩いていた60代男性を直撃し、男性は病院に搬送されました。

看板の飲食店と同じ建物で働く人

「すごい音、ドンって。あそこに(男性が)下敷きになっていたので、みんなで看板押し上げて助けようとした」

 突風で吹き飛ばされてしまったものの中には、アパートの屋根もありました。富士見市では、飛ばされたアパートの屋根が、向かいのアパートに覆いかぶさるように残っていました。

 そして25日午前2時25分、秋田県由利本荘市を流れる石沢川が氾濫し、警戒レベルで最も高いレベル5「緊急安全確保」が発令されました。

 命の危険が迫っているため、ただちに身の安全を確保して下さい。

(「グッド!モーニング」2024年7月25日放送分より)