温水洗浄便座の故障を放置すると発火の恐れも 事故の8割は「製造から10年以上」

AI要約

温水洗浄便座の故障や異常を放置すると、発火の恐れがあるため注意が必要です。

故障や異常を放置して使用を続けると、煙が上がったり部品が溶ける事故が発生する可能性があります。

NITEは定期的な点検を呼びかけ、故障や異常が見つかった場合は速やかに使用を中止し、専門家に相談するように警告しています。

温水洗浄便座の故障を放置すると発火の恐れも 事故の8割は「製造から10年以上」

多くの家庭に設置されている温水洗浄便座ですが、NITE=製品評価技術基盤機構は、故障や異常を放置すると発火などの恐れがあるとして、注意を呼びかけています。

トイレそうじをする男性。水漏れに気が付きますが、そのまま使い続けます。すると、突然、煙が上がり、温水洗浄便座の一部が溶けてしまいました。

NITEによりますと、温水洗浄便座が発火するなどの事故は去年までの10年間で69件報告されていて、このうち15件は「水漏れしている」「便座が温まらない」などの故障や異常を放置して使い続けたことが原因だったということです。

また、事故のあった温水洗浄便座のおよそ8割は製造から10年以上経過していました。

NITEは定期的に点検を行い、異常や故障を見つけた場合、ただちに使用を中止して販売店やメーカーに相談するよう注意を呼びかけています。