仙台大明成高の生徒30人が「ずんだ」で韓国高校生と交流

AI要約

仙台大明成高と韓国・光州広域市の光州自然科学高がオンラインで交流授業を行った。

両校は姉妹校協定を結び、ずんだを使った料理を作りお互いの食文化を学んだ。

交流事業は初めてであり、今後も継続し韓国料理テーマの授業やキムチ作りなどを予定している。

仙台大明成高の生徒30人が「ずんだ」で韓国高校生と交流

 仙台大明成高(仙台市青葉区)と、仙台市の国際姉妹都市、韓国・光州広域市の光州自然科学高がオンラインで交流授業を行った。共に調理師養成学科を持つ両校は昨年8月、姉妹校協定を結んでいる。それぞれの調理室で仙台名物「ずんだ」を使った料理を作り、お互いの食文化を学んだ。

■オンラインで食文化学ぶ

 10日にあった授業は明成高食文化創志科の1~3年生約30人と、自然科学高調理科学科の1、2年生約20人が参加した。明成高側がレシピを説明した後、数人ずつのグループに分かれてずんだ作りに挑戦。明成高の生徒が韓国のトッポギ、自然科学高の生徒が日本の団子とあえて味わった。

 明成高の授業には研修で仙台滞在中の光州広域市職員姜召命(カンソミョン)さん(38)も参加。かつては宮中で食べられた「しょうゆトッポギ」を紹介。生徒と一緒に作って食べた。

 「ずんだとトッポギとの掛け合わせは、餅とまた違っておいしい」と1年の玉屋花純さん(15)。「海外の人と話すのは緊張したけど、同じく食を学ぶ人と話せて良かった。韓国の家庭料理を作る様子を間近で見られたのも勉強になった」と話した。

 交流事業は今回が初めて。夏休み明けには第2弾として韓国料理をテーマに授業を開催する予定。秋には明成高の生徒が育てた白菜でキムチ作りに取り組み、相互訪問の実現に向けても検討する。

 仙台、光州の両市は2002年に国際姉妹都市提携を締結。明成高は07年から光州の高校生を受け入れ、食文化を中心に交流を続けてきた。