水泳の授業で生徒やけど プール脇走らせ「不適切だった」 熊本

AI要約

熊本県人吉市の市立第一中学校で、水泳の授業中に教諭の指示でプールサイドをはだしで走った複数の生徒がやけどの症状を訴え、病院を受診した。

生徒に対する不適切な指導が行われたことを受け、学校側は謝罪をした。

教諭は状況判断が甘かったと述べ、やけどを負った生徒に直接謝罪した。

 熊本県人吉市の市立第一中学校で、水泳の授業中に教諭の指示でプールサイドをはだしで走った複数の生徒がやけどの症状を訴え、病院を受診したことが23日、同校への取材で分かった。

 同校は「不適切な指導だった」として謝罪した。

 同校によると、19日午前9時半ごろ、一部の生徒が水泳の授業に遅刻したため、担当の男性体育教諭が連帯責任として、出席していた男女生徒26人全員にプールサイドを5周走るよう指示。その後、準備運動としてさらに2周走らせた。授業後、21人の生徒が水ぶくれなどのやけどの症状を訴え、うち5人が病院を受診した。

 男性教諭は学校側の聞き取りに対し、「状況判断が甘かった。生徒にけがをさせて大変申し訳ない」と話している。19日に症状が重い生徒宅を訪れ、直接謝罪したという。