朝のプール脇走らせ生徒やけど 熊本・人吉の中学、5人病院に

AI要約

熊本県人吉市の市立第一中学校で生徒がはだしでプールサイドを走らされ、足裏にやけどの症状を訴える事件が発生。5人が水ぶくれができて病院に受診する事態に。

教諭が生徒にプールサイドを5周走らせる指導を行った後、十数人が症状を訴え、保健室で手当てを受ける。気温の高い時間帯に行われた授業で、生徒たちは走ることでやけどを負った可能性がある。

学校は「不適切だった」として保護者に謝罪し、今後の指導内容の見直しを検討している。

 熊本県人吉市の市立第一中学校で19日朝、はだしの生徒をプールサイドで走らせた後、十数人が足裏にやけどの症状を訴え、水ぶくれができた5人が病院を受診したことが23日、学校への取材で分かった。プールサイドは樹脂製で滑りにくく、生徒は日常的に走っていた。学校は「不適切だった」として保護者に謝罪した。

 学校によると、19日午前9時半ごろ、水泳の授業に一部の生徒が遅刻したため、教諭が26人全員にプールサイドを5周走るよう指導。さらに準備運動として2周走らせた。授業後、十数人が保健室で手当てを受け、5人が病院を受診した。

 気象庁によると、人吉市の19日午前9時半の気温は30.1度だった。