【熱中症警戒】関東内陸・東海で40℃前後の危険な暑さ 午後は激しい雷雨にも注意

AI要約

きょうは全国的に気温が高く、関東の内陸や東海で40℃前後の危険な暑さとなる見込み。大気の状態が不安定となり、激しい雷雨や突風に警戒が必要。

東日本を中心に熱中症警戒アラートが発表され、猛暑日が続く。引き続き暑さから身を守る行動が求められる。

明日は東北南部や東・西日本で猛烈な暑さとなり、夜間も蒸し暑さが続く。沖縄は台風の影響が懸念される。

【熱中症警戒】関東内陸・東海で40℃前後の危険な暑さ 午後は激しい雷雨にも注意

 きょう(月)も全国的に気温が高く、関東の内陸や東海は40℃前後の危険な暑さとなる所がある見込み。気温の上昇や強烈に蒸し暑い空気の影響で、午後は東・西日本で大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が急速に発達しそうだ。今夜にかけて天気の急変、局地的な激しい雨、道路の冠水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要となる。

 きょう(月)は東日本を中心に気温が高く、東京都心は午前10時半すぎに35℃を超えた。夕方にかけては猛暑日が今年初めて250地点以上となり、関東の内陸や東海の一部で40℃前後まで上がる所がありそうだ。東・西日本、南西諸島にかけて、熱中症警戒アラートが発表されている。極端な高温が長引くため、引き続き暑さから身を守る行動が必要となる。

【22日(月)の予想最高気温】

 39℃ 熊谷(埼玉)、岐阜

 38℃ 前橋、さいたま、甲府、浜松(静岡)、名古屋

 37℃ 秩父(埼玉)、津、京都、岡山、高松など

 36℃ 仙台、東京、水戸、宇都宮、横浜、富山、大阪、熊本など

 35℃ 北見(北海道)、帯広(北海道)、山形、広島、福岡など

 東・西日本は今夜にかけて、局地的に激しい雷雨となる見込み。雷雲の発達は内陸が中心だが、東京都心でも急な雷雨に見舞われる可能性がある。一昨日(土)と同様に、天気の急変や落雷、突風、道路の冠水、河川の急な増水、交通機関への影響などに注意が必要だ。また、かつての夕立とは異なり、雨が降ったとしても大して気温が下がらず、夜間も蒸し暑さが続く見込み。

 あす23日(火)も東北南部、東・西日本は、朝から強い日差しが照りつけそうだ。日中は猛烈な暑さとなる地域が多く、関東の内陸や東海は38℃を超える可能性がある。朝晩も気温の下がりにくい状態が続くため、夜間も部屋の温度管理に注意が必要となる。なお、沖縄はあす(火)以降、少し気温が下がり始める予想だが、この方面は台風の影響で次第に天気が荒れる見通し。

 台風3号は24日(水)~25日(木)にかけて、非常に強い勢力で沖縄の先島諸島に接近するおそれがある。25日(木)ごろにかけて、先島諸島で大しけや猛烈なしけとなり、沖縄本島地方でも大しけとなる見込み。先島諸島を中心に警報級の大雨や暴風、高潮の可能性もあるため、可能な限り早めの台風対策が必要だ。

(気象予報士:高橋和也)