週明け以降も酷暑と天気急変おそれ続く 内陸中心に40℃迫る所も 台風3号は週中ごろ~後半に沖縄・先島諸島を直撃か

AI要約

きょう21日(日)も猛暑日が続出し、熱中症警戒アラートが34府県に発表されている。急な雷雨にも注意が必要。

内陸や山沿いを中心に天気が急変するおそれがあり、台風3号が非常に強い勢力で沖縄・石垣島などを直撃する可能性がある。

暑さと天候の急変に警戒しつつ、熱中症対策を万全にして過ごすことが大切。

週明け以降も酷暑と天気急変おそれ続く 内陸中心に40℃迫る所も 台風3号は週中ごろ~後半に沖縄・先島諸島を直撃か

 きょう21日(日)も沖縄から関東を中心に最高気温は35℃以上の猛暑日が続出する予想。熱中症警戒アラートが今年最多となる34府県に発表されている。また、午後は内陸や山沿いを中心に急な雷雨となるおそれがあり、週明けあす22日(月)以降も危険な暑さと天気の急変に気を付けた方がよさそうだ。また、週中ごろから後半にかけては台風3号が非常に強い勢力で沖縄・石垣島など先島諸島を直撃するおそれがある。

 きょう21日(日)午前は晴れている所が多く、中国と近畿では平年より2日遅く梅雨明けしたとみられると発表があった。午後も日差しが届き、最高気温が35℃以上の猛暑日になる所は全国約200地点と前日より増える予想。那覇は年間の猛暑日日数が史上最多記録タイの8日になる可能性がある。暑さの警報に値する熱中症警戒アラートが、今年最多となる34府県に発表されている。昼夜問わず暑さを避け、周囲と声を掛け合いながら定期的に水分補給を行うなどの熱中症対策を万全にして過ごしてほしい。

 なお、気温の上がる午後は九州から関東の内陸や山沿いを中心に天気が急変するおそれがある。局地的には短時間で道路が冠水するような激しい雨が降りそう。落雷、竜巻などの激しい突風のおそれもあり、熱中症だけでなく空模様の変化にも気を付けた方がいいだろう。雷の音が聞こえたり、急に黒い雲が近づいてきた、急に冷たい風が吹いてきたら天気が急変するサインとなる。すぐに頑丈な建物内に移動するよう努めたい。

 週明けあす22日(月)以降も、しばらく猛烈な暑さと急な雷雨に気を付けた方がよさそうだ。最高気温は九州から関東にかけて連日35℃以上の猛暑日が続出する見通し。内陸を中心に40℃に迫る所もありそうだ。東京都心は25日(木)にかけて6日連続の猛暑日が予想され、7月としては記録的な暑さとなる見通し。引き続き熱中症対策を怠らずに過ごしたい。

 また、西日本や東日本は午後を中心に、少なくとも24日(水)にかけて発雷確率が高くなっている。東京都心でも再びきのう20日(土)のような激しい雷雨となるおそれがあるため、晴れ間があっても空模様の変化に注意が必要。

 この先は水分と晴れ・雨兼用の傘を持ち歩いた方がよさそうだ。

 フィリピンの東で発生した台風3号は、このあともゆっくりと北上を続ける見通し。あす22日(月)にも暴風域を伴い、あさって23日(火)には強い勢力にまで発達しそう。その後、週中ごろから後半にかけて非常に勢力で沖縄・石垣島など先島諸島にかなり接近し、直撃するおそれがある。先島諸島や沖縄本島はあす22日(月)から波が高まり始め、23日(火)には一部が強風域に入って24日(水)からは大荒れの天気となりそうだ。

 夏休みシーズンのため沖縄へ旅行の計画をしている場合は、予定の変更なども視野に入れた方がいいかもしれない。

(気象予報士・鈴木悠)