「1か月記念」のデートで“性的暴行” 優しく面白かった同級生が豹変 女子高校生への支配は教室でも…母親は“いじめ重大事態”の調査を訴え【大石邦彦が聞く】

AI要約

高校生の女性が同級生の男子に性的暴行を受け続ける悲劇を告白。

男子の高圧的な態度や脅迫に怯え、同意なく性行為を強要される。

学校や公共の場での被害、母親による支援があるも学校の対応に疑問。

「1か月記念」のデートで“性的暴行” 優しく面白かった同級生が豹変 女子高校生への支配は教室でも…母親は“いじめ重大事態”の調査を訴え【大石邦彦が聞く】

その女性は、母親の後を追うようにインタビュールームに入ってきた。伏し目がちで、どこか自信のなさそうな顔をしていた。

カメラを向けると、彼女はロックをかけたはずの一つ一つの記憶を呼び覚ましながら淡々と、時折涙を流しながら語り始めた。

おととし7月、三重県内に住んでいた当時高校3年生だったAさんは、同級生の男性と交際を始めた。当初は優しく、面白かった彼が豹変していったのは、交際1か月が経過した頃だった。

■“1か月記念”のデート 公衆トイレで同意ない性行為

彼の高圧的な口調や態度が増え、彼女は次第に恐怖を覚えるようになっていったという。

しかし、その頃には彼による精神的な支配が始まり、彼女は「NO」と言えなくなっていた。そして、性の支配が始まっていった。

交際1か月後の真夏の8月。「1か月記念」と称したデート中に、自宅近くのグラウンドの公衆トイレでいきなり服を脱がされ、性的暴行を受けた。

同意のない中での突然の性行為、Aさんは3日間出血が止まらず、腹部や局部の痛みが続いたという。

しかし、そこから男子生徒の性的暴行は日増しにエスカレートしていった。

■“教室”や同級生が集まる“実家”でも…

学校の空き教室でも性行為を強要された。

ある時は、通学路にある公園の公衆トイレでも無理やり服を脱がされた。犬の散歩をする人の視線もあったが、それ以上に怖くて抗う勇気がなくなっていた。

彼の実家でも体を強要され、しかもそこには同級生の男女も集まり、見世物にされた。正確な回数は記憶していないが、記憶のあるものだけで行為は4ヶ月間で20回以上に及んだ。

「別れたい」と告げると謝り、「別れるなら死ぬぞ」と逆に脅してくる。「今度こそ改心してくれるはず」と信じて交際を続けても、優しいのは最初だけで態度はすぐに元に戻った。

関係はずるずると続き、Aさんが初めて被害を母親に打ち明けたのは、木々が色づいた11月下旬だった。

■“いじめ重大事態”として扱って欲しい 学校に働きかけたが…

母親はあまりの内容にパニックに陥ったという。しかし、そこから娘を助けたいと動き始めた。