潜水手当不正受給、逮捕者4人 処分以外にも複数関与か 海自

AI要約

海上自衛隊の潜水士4人が手当を不正に受給し、逮捕されていたことが分かった。

海自は不正に関与した隊員が処分前に退職していたことも判明し、逮捕者や関与者を把握していたが、公表時には明らかにしていなかった。

逮捕された潜水士は潜水艦救難艦に所属しており、3人は逮捕前に懲戒免職、1人は処分前に依願退職していた。

 海上自衛隊の潜水士が手当を不正に受給していた問題で、元隊員4人が逮捕されていたことが18日、分かった。

 海自は12日に隊員の処分を公表したが、不正に関与した複数の隊員が処分される前に退職していたことも判明。海自は逮捕者や他の関与者を把握しながら、処分公表時には明らかにしていなかった。

 海自や防衛省関係者によると、逮捕された4人はいずれも潜水艦救難艦「ちよだ」に所属していた潜水士。昨年11月に有印公文書偽造や詐欺の疑いで、自衛隊の警察に当たる警務隊に逮捕され、その後起訴猶予とされた。4人のうち3人は逮捕前に懲戒免職になり、1人は処分前に依願退職していたという。