【王位戦】1勝「渡辺九段」Xトレンド入り「面白くなってきた」「強さに打ち震える」エール続々

AI要約

藤井聡太王位を持つ渡辺明九段が挑戦し、初の白星を挙げる渡辺は王位奪取を目指すとして注目を集める指し直し局と同じ相掛かりの戦型で、渡辺が終盤に勝利

【王位戦】1勝「渡辺九段」Xトレンド入り「面白くなってきた」「強さに打ち震える」エール続々

 藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖=21)に渡辺明九段(40)が挑む将棋の伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦7番勝負第2局が17、18の両日、北海道函館市「湯元 啄木亭」で行われ、先手の渡辺が藤井を下し、シリーズ初白星を挙げ1勝1敗のタイに持ち込んだ。

 渡辺は自身初となる王位挑戦でタイトル奪取を目指す。

 X(旧ツイッター)では「渡辺九段」「渡辺先生」がトレンド入り。「第1局の後は、棋譜を追えないくらい落ち込みました。それを、一番辛かったであろうご本人が、ここまで立て直し、これだけの将棋を指す。渡辺九段の強さに打ち震えます。私も、もう決して盤から目をそらさず、この番勝負を見届けたいです」「渡辺九段勝ったか~面白くなってきた」「渡辺九段、実質二勝みたいなものだし、タイトル奪還期待しちゃう」「渡辺九段は実力を示されましたね!藤井王位に迷いがあるかはわかりませんが、流れがよくないのは確かですね」などのコメントが寄せられていた。

 戦型は開幕局の指し直し局と同じ相掛かり。23手までは指し直し局とほぼ同じ進行となった。1日目は角交換を経て迎えた午後は長考合戦。2日目は難解な中盤戦が続いたが、渡辺が終盤にイッキの寄せで快勝した。

 2人は過去に5回タイトル戦でぶつかったが、いずれも藤井が制している。渡辺のここまでの藤井との対戦成績は4勝21敗だったが、対藤井戦の連敗を「3」でストップした。タイトル戦では昨年の名人戦第3局以来、431日ぶりの白星を挙げた。