兵庫県職員OB・OGも辞職迫る 知事に「前代未聞の異常事態」

AI要約

元県西播磨県民局長の男性がパワハラ疑惑を告発し懲戒処分を受けた後、死亡した事件で、県職員OB・OGと県友会が斎藤元彦知事に辞職を含む措置を講じるよう要請書を提出した。

斎藤知事は辞職を否定しており、県職員労働組合も事実上の辞職要求を突き付けているが、状況は停滞しており、退職者の動きもある。

 斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を配布し、懲戒処分を受けた元県西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題で、県職員OB・OGでつくる「ひょうご県友会」など2団体が18日、「前代未聞の異常事態にある」として斎藤氏に辞職を含む措置を早急に講じるよう求める要請書を提出した。

 問題を巡っては現職約4千人を抱える県職員労働組合が、10日に事実上の辞職要求を突き付けている。斎藤氏はこの間、辞職を重ねて否定しており「県政が停滞する窮状を看過できない」と退職者が動く事態となった。