姫新線抱える岡山・真庭市、JR西株を3万4千株取得 取得費1億円

AI要約

岡山県真庭市がJR西日本の株式を取得し、地域交通の維持に力を入れることを発表した。

取得金額は約1億円で、年間配当額は約244万円を見込んでいる。

市長は資本参加による地域交通の責任を強調し、JRにも意見を提供する考えを示した。

姫新線抱える岡山・真庭市、JR西株を3万4千株取得 取得費1億円

 JRローカル線の廃線への懸念が各地で高まる中、JR西日本の株式の取得を検討していた岡山県真庭市は17日、同社株3万4千株を取得したと発表した。

 取得金額は手数料などを含め約1億円。市内にはJR姫新線が通っており、株式取得により地域交通の維持に向けた発信力を高める狙いがある。

 市によると、プロポーザル方式で選んだ証券会社を通じて16日までに取得した。1株あたりの価格は2935円。年間配当額は総額約244万円(1株あたり72円)を見込み、鉄道振興につながる活用方法を検討するという。

 太田昇市長は取材に「資本参加することで地域の交通に一定の責任を持ちつつ、JRにも必要な意見を申し上げる」とした。(礒部修作)