真庭市がJR西日本株を取得 岡山、姫新線存続目指し1億円で

AI要約

真庭市がJR西日本の株式を取得し、姫新線の存続と利便性向上に取り組むことを発表。

市は配当を活用して利用促進策を進める計画で、岡山県内区間の乗客数が低迷していることが背景にある。

国が再構築協議会で存廃議論の対象になる可能性も示唆されている。

 岡山県真庭市は17日、JR西日本の株式3万4千株を約1億円で取得したと発表した。乗客数が低迷するJR姫新線が市内を通っており、株主という責任ある立場でJR西と協力し路線存続や利便性向上に取り組む狙いがある。

 市によると、2024年度は約244万円の配当を得る見通しで、利用促進策の原資とする。兵庫県姫路市と岡山県新見市を結ぶ姫新線のうち岡山県内区間は22年度の1日平均乗客数が132~640人だった。

 国は、1キロ当たりの1日平均乗客数が千人未満の区間は国、自治体、事業者などでつくる「再構築協議会」で存廃を含む議論の対象になり得るとする。