「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」24年上半期“インバウンド売上”19年同期比で大幅増加48億円

AI要約

西武リアルティソリューションズが保有・運営するリゾート型ショッピングモール「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」では、2024年1~6月のインバウンドの売上が大幅に増加し、好調を維持している。

インバウンド向けのサービス拡充や円安による購買意欲の高まりが要因となっており、免税売上も上昇している。

ラグジュアリーブランドやスポーツ・アウトドアブランドが好調で、来場客の上位はアジア圏からの来訪者が多い。

 西武リアルティソリューションズが保有・運営するリゾート型ショッピングモール「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」では、2024年1~6月(上半期)のインバウンドの売上が、新型コロナ流行前の2019年同期比で+56・9%の48億円と大幅に増加し、前年比でも+11・2%と順調に推移していると発表した。

 要因としては、インバウンド向けのサービス拡充を行ったほか、円安による購買意欲が引き続き高かったこと、物価高による単価高騰などが功を奏したものと考えられる。また、インバウンドのみならず同施設全体の売上も、2019年同期比ならびに前年比ともに増加し、好調を維持。インバウンドの売上構成比は2019年同期比で+6・4%の19・1%に、免税における売上件数も同期比で+16・3%とそれぞれ伸長した。

 業種別では前年から引き続きラグジュアリーブランドやスポーツ・アウトドアブランドが好調。国・地域別来場客の上位は台湾、中国、タイとアジア圏からの来訪が多い状況が続いている。

 インバウンド対応サービスとして、購入した商品を約120カ国・地域へ配送することができる海外配送サービスや、透明ディスプレイを活用した対面型の翻訳機を設置するなど、好評を得ている。