博多女性刺殺、懲役20年判決が確定…検察側・被告側いずれも控訴せず

AI要約

福岡市博多区のJR博多駅近くで昨年1月、会社員の川野美樹さんを殺害したとして、殺人罪やストーカー規制法違反などに問われた元交際相手の住所不定、無職寺内進被告に懲役20年を言い渡した福岡地裁の裁判員裁判判決が確定した。

判決によると、寺内被告は偶然川野さんを見かけて追いかけ、激高し、包丁で多数回突き刺して殺害した。被告は禁止命令を受けていた。

控訴期限を過ぎ、控訴がなかったため判決が確定した。

 福岡市博多区のJR博多駅近くで昨年1月、会社員の川野美樹さん(当時38歳)を殺害したとして、殺人罪やストーカー規制法違反などに問われた元交際相手の住所不定、無職寺内進被告(32)に懲役20年(求刑・懲役30年)を言い渡した福岡地裁の裁判員裁判判決が確定した。検察側、被告側双方が12日の期限までに控訴しなかった。

 判決によると、寺内被告は同年1月16日、博多駅前の路上で川野さんを偶然見かけて追いかけたが、110番されそうになったことに激高。頭や首、背中などを包丁で多数回突き刺して殺害するなどした。寺内被告は同法に基づき、川野さんへのつきまとい行為などの禁止命令を受けていた。