超売り手市場!?“高卒人材”求人倍率上昇で争奪戦!企業の熱いPRに高校生は…「グイグイ来てくれるので迷う」

AI要約

2025年春に卒業予定の高校生向けの企業の採用活動が解禁され、新潟市で合同企業説明会が開かれた。

新潟市に事業所を持つ企業など150社が出展し、2025年3月卒業予定の県内の高校生約900人が集まった。

高卒人材の争奪戦が激化する中、企業は自社の魅力や福利厚生をアピールし、高校生は悩みながらも自ら情報収集を重視していた。

超売り手市場!?“高卒人材”求人倍率上昇で争奪戦!企業の熱いPRに高校生は…「グイグイ来てくれるので迷う」

2025年春に卒業予定の高校生向けの企業の採用活動が7月に解禁され、新潟市で合同企業説明会が開かれた。高校生の求人倍率はここ数年急上昇していて、いわゆる「高卒人材」の争奪戦となっている。

7月9日に新潟市中央区で開かれた高校生向けの合同企業説明会。

新潟市に事業所を持つ企業など150社が出展し、2025年3月卒業予定の県内の高校生約900人が集まった。

新潟労働局によると、求職者一人あたり何件の求人があるかを示す有効求人倍率は2024年3月に卒業した県内の高校生で4.45倍と、ここ数年急上昇し、超売り手市場に!

少子化で高校生の人数自体が減っていることや、大学進学率が上がり、高卒で就職を希望する人が少なくなっていることが要因として挙げられる。

実際に高校の進路指導担当者は「『少子化で確保できないので、とにかく宣伝しないと人が集まらない』という会社がすごく最近多い」と明かす。

高卒人材の争奪戦が激化している中、説明会では企業がそれぞれの業務内容とともに職場の働きやすさなどを熱心にPRする様子が見られた。

企業の採用担当者は「競争の激化は感じている。魅力や仕事内容をしっかり伝えないと中々難しい。採用の中では戦っていけないと感じている」「若い方がいると会社の中も活気づくし、若い方の知識を会社の中に入れていかないと会社も成長していかないのでとても大事」などと話した。

一方で、売り手市場の中、説明会に参加した高校生は「結構みんな『こっちどう?』みたいな感じでグイグイ来てくれるので迷う」「いっぱいあって悩んでいるけど頑張る」「福利厚生もしっかりしていて、社内の雰囲気も良くてというところを選んでやっていけたら」などと引く手あまたの様子。

ただ、就職後のミスマッチを防ぐためにも自ら企業の情報を積極的に収集し、就職活動に臨む姿勢も重要と言えそうだ。

(NST新潟総合テレビ)