兵庫知事に「正しい決断を」 自民県連会長、辞職含む対応求める 県連大会で呼びかけ

AI要約

自民党兵庫県連会長が兵庫県知事に対し、パワハラ疑惑を巡る厳しい状況にあることを指摘し、正しい決断を求める。

斎藤知事の欠席や代理出席により、県連大会での緊張感が高まる中、自民党の対応が注目される。

党内での重い決断を反省し、県政運営の重要性を強調する一方、パワハラ疑惑に対する混乱を陳謝する服部副知事の発言が行われた。

兵庫知事に「正しい決断を」 自民県連会長、辞職含む対応求める 県連大会で呼びかけ

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを巡り、自民党兵庫県連会長の末松信介参院議員は14日、神戸市内の県連大会で斎藤氏に「大きな、正しい決断をしていただきたい」と呼びかけた。令和3年の前回知事選で斎藤氏を推薦した自民が辞職を迫った形で、斎藤氏を取り巻く環境はさらに厳しさを増しそうだ。

斎藤氏は知事就任以来、県連大会に出席してきたが、今回は欠席した。服部洋平副知事が代理で出席した。

末松氏は大会のあいさつで、4月に斎藤氏と面会した際に「いろんな意見がある中、あえて斎藤さんを推薦したという(党の)重い決断をもう一度、胸に手を当てて考えてほしい」と反省を促したエピソードを紹介。現状の県政運営について「県庁職員のモチベーションの低下や県民へのサービス提供が滞ることがあってはならない」と苦言を呈した。

また、代わりに出席した服部氏は、斎藤氏のパワハラ疑惑などを巡る文書問題に伴う混乱を陳謝。疑惑を告発した元県西播磨県民局長が亡くなったことに触れ、「同僚の職員の一人として痛恨の極み」などと述べた。

大会終了後、末松氏は報道陣の取材に応じ、冒頭のあいさつの中で斎藤氏に促した「決断」の真意について、辞職も含まれていると説明。次回の知事選について「前回と同じ形は厳しいと思う」と述べた。