那覇軍港の移設先、防衛省が地盤調査始める…沖縄県浦添市沖でダイバーが海中に潜る

AI要約

米軍那覇港湾施設の移設計画に伴い、防衛省が沖縄県浦添市沖で地盤調査を始めた。

海上での調査が初めて行われ、ダイバーが海中に潜り、地盤の状態を調査している。

同省は環境アセスメントの手続きも進め、計画段階環境配慮書を公開している。

 那覇市の米軍那覇港湾施設(那覇軍港、約56ヘクタール)の移設計画で、防衛省は10日、移設先の沖縄県浦添市沖で地盤調査を始めた。海上での調査は初めて。

 海上ではこの日、地盤調査に関係する複数の船が確認された。関係者によると、ダイバーが海中に潜るなどして地盤の状態を調べている。同省は今月末にも、ボーリング調査を行う方針だ。

 また、同省沖縄防衛局は10日、環境アセスメント(環境影響評価)の最初の手続きで、環境保全に配慮すべき事項の検討結果をまとめた「計画段階環境配慮書」をホームページ上で公開した。

 那覇軍港を巡っては、日米両政府が移設を前提に2028年度以降の返還で合意。浦添市西海岸沿いの海域約49ヘクタールを埋め立て、代替施設を建設する。