熱中症9105人搬送、1~7日 前週の4倍、死者19人

AI要約

総務省消防庁が公表した速報値によると、全国で熱中症による救急搬送が急増し、死亡者も確認された。

高齢者が搬送された割合が高く、特に敷地内の住居での発生が多かった。

搬送者数では東京が最多で、愛知、大阪が続いた。

 総務省消防庁は9日、熱中症で1~7日の1週間に全国で9105人が救急搬送されたとの速報値を公表した。全国的に厳しい暑さが続いたためで、前週(6月24~30日)の4倍に増加した。三重、愛媛、大分など14県で計19人の死亡が確認された。

 3週間以上の入院が必要な重症者は210人、短期の入院が必要な中等症は3038人だった。搬送者のうち、65歳以上の高齢者は5378人で全体の59.1%を占めた。発生場所は敷地内を含む「住居」が37.9%で最も多く、次いで「道路」が20.6%。

 都道府県別では、東京が907人で最多。愛知763人、大阪595人と続いた。