熱中症搬送、前週の4倍 1~7日は9105人 総務省消防庁

AI要約

総務省消防庁が発表した熱中症での救急搬送者数は1週間で9105人で、35度以上の猛暑日が続いたことが要因とされている。

高齢者が搬送された人の半数以上を占め、死者は19人、重症者は210人であった。

熱中症の発生場所は主に住居であり、今年調査開始以降で最多の搬送者数が記録された。

 総務省消防庁は9日、熱中症で救急搬送された人が1~7日の1週間で9105人だったと発表した。

 35度以上の猛暑日となる地点が相次ぎ、前週(6月24~30日)の4倍となった。今年の調査を開始した4月29日以降で、1週間の搬送者数として最多だった。

 搬送された人のうち、65歳以上の高齢者は5378人で全体の59.1%を占めた。死者は19人で、3週間以上の入院が必要な重症者は210人だった。熱中症の発生場所は、自宅などの「住居」が3449人と最も多かった。