巨人軍選手の個人情報さらした疑い 大手生保元社員の女逮捕 警視庁

AI要約

警視庁捜査1課は、インターネット掲示板に巨人軍の選手の個人情報を載せ、「惨殺し死刑にします」と投稿した疑いで、27歳の元生命保険会社社員が逮捕された。

容疑者は過去にも同じ選手に対する脅迫罪で罰金刑を受けており、今回も巨人軍の業務を妨害した疑いが持たれている。

警察への相談を受けた富坂署が捜査を開始し、容疑者が自身のスマートフォンからの書き込みで特定された。

 インターネット掲示板にプロ野球・読売巨人軍の選手の個人情報を載せ、「惨殺し死刑にします」などと投稿したとして、警視庁捜査1課は9日、威力業務妨害容疑で、大手生命保険会社の元社員天野里美容疑者(27)=東京都世田谷区桜新町=を逮捕した。

 「いっぱいやり過ぎて覚えていない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は4月下旬~6月上旬、ネット掲示板に巨人軍の特定の選手の個人情報を掲載。「惨殺し死刑にします」「お前を死んでも許さない」などと三十数回にわたって書き込み、巨人軍の従業員らに警察への通報や警備対策をさせるなど業務を妨害した疑い。

 同課によると、天野容疑者は2020年9月から23年3月まで保険会社に勤めており、顧客情報を検索できる立場にいた。掲示板には、選手の氏名や住所が書かれた顧客情報管理画面を撮影した写真を掲載していた。

 同容疑者は19年にも同じ選手に対する脅迫罪で罰金刑を科されていた。

 今年5月に巨人軍から同庁富坂署に相談があり、捜査を開始。同容疑者は自身のスマートフォンから書き込んでおり、IPアドレスから特定された。