麻酔科医、睡眠薬飲ませ性的暴行容疑で逮捕 カラオケ店で酒に混入か

AI要約

警視庁は医師の佐藤和貴容疑者を睡眠薬を使用して性的暴行を行った疑いで逮捕した。

被害女性は記憶喪失と妊娠を発見し、署に相談した。

佐藤容疑者はNTT東日本関東病院の麻酔科に勤務しており、病院は協力し厳正に対処する考えを示した。

麻酔科医、睡眠薬飲ませ性的暴行容疑で逮捕 カラオケ店で酒に混入か

 女性に睡眠薬を飲ませて性的暴行をしたとして、警視庁は医師の佐藤和貴容疑者(33)=東京都港区白金台5丁目=を準強制性交容疑で逮捕し、25日に発表した。「睡眠薬は絶対飲ませていない。同意のもと性行為をした」と容疑を否認しているという。

 麻布署によると、逮捕容疑は昨年6月3日、30代の女性会社員に睡眠薬を摂取させ、港区のホテルで性的暴行を加えたというもの。

■女性は妊娠、署に相談

 佐藤容疑者と女性は前日夜に初めて出会い、男女計6人で東京都渋谷区の個室カラオケ店を訪れていた。女性は3日午前6時ごろにホテルのベッドで目が覚め、「記憶がなくなっている」と話しているという。7月に女性の妊娠がわかり、署に相談した。

 女性の毛髪を鑑定し、佐藤容疑者が処方を受けていた睡眠薬が検出されたほか、女性の体内からは佐藤容疑者のDNA型が検出されたという。署は、佐藤容疑者がカラオケ店で女性の酒に睡眠薬を混入したとみている。

 佐藤容疑者はNTT東日本関東病院の麻酔科に非常勤の医師として勤務している。同病院は「職員が逮捕されたことは誠に遺憾であり、関係の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを心よりおわび申し上げます。今後、警察の捜査に全面的に協力し、事実関係が明らかになり次第、厳正に対処してまいります」とコメントしている。(三井新)