相次ぐクマ被害受け 市街地での銃捕獲可能に 環境省の有識者会議

AI要約

全国でクマによる被害が相次ぎ、環境省の有識者会議が市街地での銃による捕獲を条件付きで可能とする方針をまとめた。

昨年度のクマによる人身被害が過去最多の219件であり、現行法では市街地での銃使用は原則禁止されている。

有識者会議はクマが建物に入り込んだ場合などに銃による捕獲を許可する方針を正式に決定した。

相次ぐクマ被害受け 市街地での銃捕獲可能に 環境省の有識者会議

 全国で相次ぐクマによる被害を受け、環境省の有識者会議は8日、市街地での銃による捕獲を条件付きで可能とする対応方針をまとめました。

 環境省によりますと、昨年度のクマによる人身被害は219件で、人への被害としては過去最多でした。現在の法律では市街地で銃を使用してクマを捕獲することは原則禁止とされていて、市街地でクマを撃つためには立ち会った警察官の指示を受けるなどの必要があります。

 環境省の有識者会議は8日、クマが建物に入り込んだ場合などに銃による捕獲を可能とする対応方針を正式に取りまとめました。

 今後、環境省側に提出され、法改正も含めた検討が行われる見通しです。(ANNニュース)